ドタバタ開発日記 #08 / Block Island・合体UI編 / ゲームの実画面5枚
合体できるのに、
どこ押せばいいの!?
同じ施設を並べて進化! のはずが、相手が3方向に増えたら急にややこしい。AIと「押す場所・消える場所・残る場所」を整理した話。
画像について:この記事の画像は保存済みのBlock Island α7.8をブラウザで実際に動かして撮影したものです。3方向の配置は撮影用にゲーム内部の盤面状態をセットし、その後はゲームの操作で選択・合体させています。当時の不具合そのものを撮影した画像ではありません。説明用の矢印や合成パーツは付けていません。
2つ並べば合体! ……そこまでは簡単
「同じ施設を2つ並べて、タップすれば合体! よし、分かりやすい!」Block Islandでは、同じ種類・同じレベルの施設を隣同士に置くと進化できる。資材置き場が2つあれば作業小屋に。「おお、置いて押すだけ。これは気持ちいい!」。相手が1つなら、迷う余地もほとんどない。……問題は、島が育ってからだった。
合体したら片方のマスは空き、そこにまた別の施設を置ける。おお、これは気持ちいい。問題は、島が育って同じ施設が増えてからだった。


合体相手が、まさかの三択になった
同じ施設を増やしたら、中央の周りに上・左・右の3つの合体候補ができた。「えっ、相手が3つ!? さっきまでタップひとつで済んでたよね?」。作りたいのは爽快な合体ゲームなのに、いつの間にか『どこを押す?』の三択問題に。開発中にも、タップしても合体しない場面や、光る枠で相手を見分けづらいという指摘があった。
そこで、保存していたα7.8のゲームを実際に動かし、中央と上・左・右に同じレベル2の作業小屋を並べた検証盤面を用意してみた。後から画像を貼り合わせた図ではなく、ゲームにその盤面を描画させている。

中央の作業小屋を1回タップ。 すると……

「うわ、3方向全部が光った! ……え、全部いっぺんに吸収するの?」 いや、そうではない。この版では光った候補から1つだけ選んで合体する。光るマスが増えるほど、「どれを選ぶの?」「どこに完成するの?」も伝えなければいけない。合体のルールは簡単なはずなのに、説明したいことが増えてしまった。
今回は上の作業小屋を選んでみる。

光るのは3か所。でも合体するのは1か所
今回の結果は、上の作業小屋が消え、最初に押した中央のマスが工房へ進化。左と右の作業小屋は残った。画面を順番に見るとちゃんと分かる。でも、初見のプレイヤーが一瞬で分かるかはまた別の話。
開発中、複数方向に同レベルの施設が並んでいると、光るマスが多くて区別しづらいことがあった。そこで「最初に押したマスを残す」「相手の候補だけをはっきり見せる」という考え方に整理していった。
合体そのものはできていても、「よし、合体だ! ……あれ、まずどこ押すんだっけ?」となったら、せっかくの爽快感がもったいない。同じ施設を並べるほど楽しくなるはずが、並べたせいで操作に迷うとは。ゲームが育ったら、説明まで育てなきゃいけないらしい。
小さな絵文字のマスから施設イラストのある島へ。Block Islandの見た目の進化も、保存した実画面で紹介しています。
「絵文字の島、いつの間にこんなゲームに!?」を読む →資料:Block Island v2.0 α期のUIフィードバックと、保存版v2.0 α7.8の実行結果。基本の2マス合体は保存版のプレイ画面。3方向合体は撮影時に検証用の配置を設定してから、中央タップ・上の候補タップを実行した画面です。これは保存版での正常な挙動の検証であり、過去の不具合画面の復元ではありません。スクリーンショットは無加工です。